中央卸売市場は、毎日の食生活に欠くことのできない生鮮食料品等の円滑な供給と消費生活の安定を図るため、地方公共団体が農林水産大臣の認可を得て開設・管理運営する中核的な流通拠点施設であります。奈良県では、全国で初めて県営の中央卸売市場として昭和５２年４月に開設されました。
中央卸売市場の役割として、
① 多種多様な生鮮食料品を、全国各産地をはじめ国外からも集荷します。
② 卸売業者と仲卸業者や売買参加者が、せり売・入札あるいは相対による公正かつ効率的な売買取引を通
じて適正な価格を形成させます。
③ 仲卸業者は買い受けた商品を、仕分け・加工等を行った上で量販店や小売店に販売・配送しています。
④これら一連の流通段階で発生した代金決済を、迅速かつ確実に行うことにより、出荷者との信頼関係を保
持し円滑な流通基盤としての機能を果たしています。
⑤ その他の機能：その他、産地情報や消費者動向を収集し双方に発信する情報機能や、食中毒の防止に
努めるなど衛生管理機能があります。
また、台風や地震等の災害時に食糧の緊急確保を図る防災機能があります。
奈良大果はこうした市場機能が有効に働くように、生産者にとっては商品を安心して出荷でき、一方、小売
商には生鮮食料品等を安定して仕入れることができる場として、また、消費者には、安全・安心な生鮮食
料品を適正な価格で供給するという重要な役割の一端を担っています。
（１） 名 称 奈良県中央卸売市場
（２） 所 在 地 大和郡山市筒井町９５７番地の１
（３） 開 設 者 奈良県（奈良県知事）
（４） 施 設 規 模 敷地面積 １５１，２５８㎡
建築面積 ４３，４５３㎡
延床面積 ５６，２７０㎡
（５） 開 設 区 域 奈良市、天理市、橿原市、大和郡山市、大和高田市、御所市、桜井市、
生駒市、香芝市、葛城市、生駒郡、北葛城郡、磯城郡、高市郡 |
